瞼の裏側にはいつも笑顔の神様がいる

花火

22日の土曜日。
わが街の花火大会でした。

車で10分ほどの江戸川の土手の側道に車を停めるスペースがあり、そこから土手を登り息子と二人で見物しました。

本会場とは結構離れていたにもかかわらず、ボチボチと見物客がいました。
私たちはディレクターチェアを一つ持って、息子は私のひざにのせ、花火を見ました。

私は、はしゃぐ息子をひざに乗せ、妻と来た花火大会を思い出していました。
ひまわりは花火が大好きだったなぁ・・・。
いろいろな場所の花火大会に出かけ、目が肥えてしまったのでしょう。
地元の花火大会はショボいなぁって言ってた。

ひまわりよ、今年の流山は結構よかったぞ。

彼女もきっと、どこか上の方からこの花火を見ていただろうか。
アホ面して口を開けて、首を痛くしながら花火を見ている私たちの事を、見ていてくれるだろうか。

夏の終わり、息子と一緒にまた思い出を作る事ができました。

ラザニア

大変久しぶりの更新となってしまいました。
 
ある日の事。
友達との会食から帰ってきたひまわり。
突然私にこう言い出します。
 
「アンタ、ラザニアって作れる?」
 
なんでも友達と一緒に食べた、どこぞのお店のラザニアという料理がたいそう美味しかったと言う。
この人はいったい誰にモノを言っているのでしょうか?
そんなもの私が作れないはずがないではないか。
しかしながら、私は彼女にこう言ってしまいました。
 
「お店で食ったのならわざわざワシに作らせんでもよかろうに。」
 
「え、だってアンタのが食べてみたいんだよ。」
 
そう言われたら作らざるを得ないのであります。
何故私が前言のような台詞を吐いたか。
それはこの料理、酷くめんどくさい料理なのであります。
2種類のソースを作って、パスタをボイルして、キャセロールに盛り付けて、その上チーズをかけてオーブンで焼く。
ああめんどくさい・・・。
 
まず、2種類のソースのうちのひとつ、ミートソースを作ります。
たまねぎを刻み、ひき肉と一緒に炒め、赤ワイン加えトマトと一緒にじっくり煮込みます。
これだけで半日かかる・・・。
同時にベシャメルソースを作ります。
バターで小麦粉を炒め、牛乳を加えたまねぎとにんじんとセロリなどと一緒に煮込みます。
出来上がったベシャメルはシノアで越して保存します。
ソースが出来上がったら、ラザニアと呼ばれる板状のパスタをゆでます。
茹で上がったラザニアを正方形にカットし、キャセロールに敷きます。
その上にミートソースを敷き、再びラザニアを敷きます。
この工程を3度繰り返し、最後にラザニアが来るようにします。
その上にベシャメルをかけ、チーズを載せて焦げ目が付くまでオーブンで焼きます。
焼きあがったら最後にパセリのアッセを振って出来上がり。
ああめんどくさい・・・。
 
スプーンとフォークのシルバーセットとともに、ひまわりさんの前に提供しました。
 
「器が熱くなっておりますので、お気を付けてお召し上がりください。」
 
嬉しそうに食べ始めるひまわり。
 
「うん!お店のよりもアンタの作ったほうが美味しいわっ!」
 
お世辞でも嬉しいお言葉を貰いました。
それでこそ、苦労して作った甲斐があるというもの。。。
 
 
そして翌日。
せっかく2種類のソースがあるわけですから、贅沢なお皿を完成させましょう。
 
名付けて
 
スパゲッティWソース!
 
スパゲッティにミートソースとベシャメル、両方のソースをかけてしまおうと言う訳です。
早速作って、ひまわりさんに食べていただく。
 
「どだ?おいしいだろ?こんなの出すお店はないぞ!」
 
「うん、確かに美味しいけど・・・昨日食べたのと同じ味だわ。」
 
う~んひまわり鋭い!
考えてみればそりゃそーだ。

天使の白衣

 

先週の土日で部屋を模様替えしました。
仕事部屋兼私のプライベートルームなんですけどね。
あまりにも散らかっており、もう少し使いやすくならないものかと。

本棚には私の本のほかに、妻の本も並べてあります。
看護の本やら医学書まであります。
アイツこんなの読んでたのかぁ・・・。
妻の本ですので売るわけにも参りませんし、まして捨てる事など到底できません。
ダンボールに入れて仕舞って置きましょう。

CDラックにも当然、妻のCDも並べてあります。
趣味が合うものは出しておいて、たまに私も聴くでしょう。
しかしながらどう考えても聴けないものもあります。
トシちゃんって・・・オイオイ。
クールスに舘ひろしかぁ・・・。
これらも仕舞っちゃおう。

ひまわりさんの物があまりにも多いのにびっくり。
片付けると本当に広くなりました。
ダンボールにはマジックで「ひまわりの本とかCDとか」と書いて、押入れに仕舞います。
今度このダンボールを開けるのは、いったいどんな時だろうか?
私以外の者かもしれません。
そんな事を想いながら仕舞っていると、押入れの奥から何やら紙袋が出てまいります。

なんじゃこれ?

紙袋を開けると、ひまわりが使用していたナース服が出てきました。
コレも捨てられないなぁ・・・。
大切に仕舞っておく事にしましょう。
仕舞っておいてどうするのか・・・という問題もありますが。

さくらんぼ

事後報告で申し訳ありませんが・・・。
6.16は私たちの結婚記念日でありました。
仏壇の前で、一緒に酒を飲ませていただきました。
 
 
 
 
ひまわりの闘病中。
少し辛いですが、もう彼女の残り時間が少なくなってしまった頃のお話。
ひまわりはモルヒネの影響で、色々なものが見えていたようであります。
見舞いに行っても意識はうつらうつらで、話を少ししなくなったと思うともう意識が無くなっているのです。
彼女はいるはずも無い我子を、笑顔で一生懸命撫でているんですね。
きっと夢で、息子と遊んであげていたのでしょう。
 
ある日、お見舞いのさくらんぼを持って行った時。
食事が殆ど採れなくなってしまったひまわりですが、さくらんぼを差し出すと美味しそうと言ってくれました。
口に持って行ってあげると、一口食べてくれました。
 
「おいしい・・・。」
 
そういってもう一口。
全然食事を食べられていなかったので、私も本当に嬉しかったんです。
20個ほど持って行ったさくらんぼを、ひまわりは完食してしまったのです。
食べ物を食べられた事、そして今から思えば美味しいと感じてくれた事が、本当に良かったと思います。
 
ところがひまわりさん。
翌日見舞いに行くと、ちょっと怒ってるんですよ。
 
「昨日のさくらんぼ、誰が食べたのよ~、アタシ夜に食べようと思ってたのに・・・。」
 
えっと、全部あなたが食べたんですけど・・・。
そう説明すると、ひまわりは全く覚えていないというのです。
持って来てくれた事と、一口食べて美味しかった事は覚えているみたいなんです。
どういうこっちゃ・・・。
 
 
先日、甲府の叔父叔母からさくらんぼが届きました。
こんな事を思い出しながら、甘酸っぱいさくらんぼを頂きました。
勿論、仏壇にもお供えして・・・。
ひまわり~!たくさんお食べ!
 

料理のち雨

 
その日は突然やってきました。
ひまわりとばあちゃんが、食料品の買い物に行ったのです。
行き先は新潟の寺泊港から直送の魚類専門店。
新鮮な魚介類が格安で買えるお店なのです。
 
帰って来た両人。
なにやらニヤニヤしているひまわりと、少し不安げなばあちゃん。
そしてひまわりから重大発言が飛び出すのです。
 
「今日の夕飯はアタシが作ります」
 
げ。
以前からひまわりの料理下手は書かせていただいております。
何せ結婚前にはしょっぱいお汁粉を私に食べさせた人ですから。
(参照記事 ひまわりのおしるこ
 
自信満々でキッチンに向かうひまわり。
おいおい、やめとけよと私。
「雨が降ってくるんじゃないのか?」
という私の野次にめげることなく、彼女は野菜をきざみ始めます。
キャベツ、にんじん、たまねぎ、きのこ類。
野菜たっぷりの料理のようです。
ひまわりは鮭の半身をレジ袋から取り出します。
魚屋さんで捌いてもらったようです。
それをフライパンに皮を下にしてのせます。
そして味噌と日本酒を合わせたタレを、鮭の身にぬります。
その上から先ほど刻んだ大量の野菜を乗せ、ふたをして蒸し焼きにします。
鮭と野菜に火が通ったら完成。
そのまま丁寧にお皿に盛り付けて、私の待つテーブルに運んでまいります。
 
できた、鮭のちゃんちゃん焼き~!
 
おお!
あの漁師料理の決定版と言われる「鮭のちゃんちゃん焼き」を、我愛妻が作ったと言うのか!
 
恐らくは初めてではないかと思われる、我愛妻の手料理。
恐る恐る(こら)口にすると・・・
 
うまい。
 
作り方はいたって簡単ではありますが、なかなかいけるではないですか。
味付けは味噌だけなのですか、しっかりきいているんです。
 
「何だオマエ、やりゃあできるんじゃないか。」
 
笑顔でVサインのひまわり。
たくさん褒めてあげましたが、その後彼女からの新作料理は作られる事はありませんでした。
と言うわけでこの料理、今となっては遠いいにしえの料理となってしまいました。
 
 
すっかりご無沙汰しちゃいました。
皆様に何も言わず、こうして放置してしまったのは初めてかも知れません。
本当に申し訳なく思っております。
 
アレから色々ございまして。
息子は小学生になりました。
まだランドセルの方が大きいような感じで、それでも毎日楽しく登校しております。
この前など、靴を履くためにしゃがんだと思ったら、そのままランドセルの重さで後ろにひっくり返ってました。
困っている本人を指差して、大笑いしてしまいました。。。
勿論あとで本人から苦情がきましたよ。
 
「おとしゃん、ぼくがこまってるのにひどいです」
 
ごめんよ、キアヌ。
でも本当に可笑しかったんだ。
 
少しずつですが、ブログ復帰しようと思っています。
でも、もう見捨てられてしまったでしょうか?
まだひまわりの事もたくさん書く事があります。
皆様に彼女の事を読んで頂けたら、私は幸せです。。。

恐ろしきひまわり

好き嫌いはあまり無かったひまわり。
しかも結構なゲテモノ食いだったかも知れません。
あの中華料理の腐った玉子、あるじゃないですか。
ああいうのも食べておりましたねぇ。

以前、結婚披露はお寿司屋さんでやったと書きました。
そのお寿司屋さんでの出来事。

うちのばあちゃんお得意であり、私が幼少の頃からお付き合いがあるそのお店。
私たちが来店して何か変った食材が入ると、すぐ食べさせたがる訳です。
その日はひまわりも一緒に、そのお店で夕食をいただいておりました。

その日は生きた白魚が入っているとの事。
生きた白魚は、踊り食いにするための食材です。
それにしても、白魚の踊り食い・・・
何とも残酷な食べ方であります。
出汁しょうゆの中に、白魚を生きたまま泳がせ、それをそのまま出汁と一緒に飲み込むわけです。
喉を通る白魚は、当然苦しみもがきながら我々の栄養となっていきます。
うぁ~私には出来ない・・・。

しかしながら、お店の店長は白魚の踊り食いを私たちに勧めるのです。
まぁせっかく仕入れた目玉食材ですから、お得意の私たちに勧めるのは当然の事かも知れません。
でも、私とばあちゃんはパス。
しかし、あろう事かひまわりは目を輝かせるのであります。。。

「アタシ食べてみたい。。。」

と言う訳で、招き猫家では一人前の踊り食いが出てまいりました。
ピチピチと出汁の中で跳ねる白魚・・・
それを口に運ぶひまわり・・・

「なんかこれ、おもしろ~い!アタシこれ好きかも~!」

結構残酷な女であります。
しかも

「もう一回食べてみたい。。。」

アンコールまで出てしまいました。
してやったりの店長。
うれしそうにお代わりを持ってきてくれます。
そして再び、それを嬉しそうに口に運ぶひまわり。

「もぐもぐ。。。」

え?もぐもぐ?
こいつ、踊り食いなのに噛んでるよ!
踊り食いは生きたまま飲み込むものです。
それをひまわりは噛んで食べているんですよ。
生きている魚を・・・。
以下、ひまわりの言い訳。

「え?だって食べ物じゃん。」

本当に私はこの人と結婚してよかったのだろうか・・・と思った招き猫一匹。。。

衝撃的事実

いや~更新頻度が落ちております。。。
本当に申し訳なくおもっております。
ごめんなさい。

さて、先日テレビを見ていて、ショッキングな事実を突き付けられました。

それは・・・

某新型パチンコ機のCM。
あるナンセンスギャグアニメの主人公のキャラクターを使った機種でした。
その名も・・・

元祖天才バカボン。。。

その事実とは・・・

実は私は・・・

バカボンパパと同じ年齢になってしまった~~~~~!

41歳の春だからぁ~♪

涙・・・。

大変ご無沙汰をしてしまいました。
色々と忙しくなってまいりまして・・・
皆様の所にもご訪問出来ずに申し訳なく思っております。。。

さて、ひまわりはコーヒーが嫌いでした。
その代りに緑茶と紅茶が大好きでした。
ご飯の時は緑茶で、まったりとしたいティータイムには紅茶という感じでしょうか。

中でもお気に入りはミルクティー。
濃く出した紅茶に、コーヒーフレッシュ等のミルクをたっぷり入れて・・・
砂糖無しで飲むのが彼女のスタイルでしたねぇ。

私は以前、喫茶店に勤めている頃がありました。
と言う訳で、ひまわりの紅茶のバリエーションを増やしてあげようと、ひとつ提案をいたしました。
それは、ロイヤルミルクティー。
牛乳で紅茶を出すという飲み方ですね。

では、私のロイヤルミルクティーの淹れ方をご紹介しましょう。。。
まぁ、ご存知の方も多いでしょうけれど。

まずは手鍋にお湯を少々入れます。
出来れば手鍋は煮物などに使用していないものがいいでしょう。
匂い等が付いているといけませんから・・・。

お湯の中に紅茶の茶葉を入れます。
茶葉の種類はダージリンが適しております。
香り高いダージリンは、ミルクと合うんですねぇ~。
いつもよりも濃い目に出さなければいけませんので、少々多めに入れましょう。
普通の紅茶の1.5倍を目安にしてください。

鍋を火に掛け、お湯が沸騰する直前に火を止めます。
そのまま3分ほど、茶葉を蒸らします。
茶葉がしっかりと開き、お湯に紅茶の色と香りが移ったら、いよいよ牛乳です。
カップに一人前弱を鍋に注ぎます。
そのまま火に掛け、沸騰する少し前に火を止めます。
沸騰させてしまうと、牛乳の風味が損なわれますのでご注意を。。。
鍋の周りに泡が出て、鍋を揺らしてもすぐに泡が立つようになればOK。
目安にしていただければと思います。

綺麗な薄茶色になっているミルクティーを、茶こしでこしてカップに注ぎます。
後はお好みで砂糖を入れてもいいですし、ホイップクリームを浮かべてもおいしいでしょう。

ひまわりの愛した紅茶で、午後のひと時をまったりと過ごされてはいかがでしょうか?

猫の森には帰れない

今日は雪が降りましたねぇ・・・。

まぁ、本来ならば次第に暖かくなってくるこの季節。
猫さんたちにとっては、恋の季節でございます。
夜になりますと・・・
「なーご・・・な~~ご!」
などと言う声が聞こえてまいります。

気を付けて頂きたいのは、車の運転。。。
猫という動物は、必死になっていると周囲が見えなくなって来ます。
普段は十分に気を付けているはずですが、この季節はいささか不注意に道に飛び出してまいります。
コレも猫の習性ですが、猫は危険を感じると固まってしまうんです。
飛び出してしまって車が来てしまっても、横断を止めずに突っ走る事があります。
これを専門用語で「ネコまっしぐら」と言います。

また、車の真ん前で逃げもせずに身を構えてしまう事もありますね。
そういう事で、哀れにも轢かれてしまう事もこの時期は多い訳です。
実は私も、つい数日前にびっくりブレーキを踏んだばかりでございます。
何とか最悪の状況は避ける事が出来ましたが、誰にも文句が言えないこの虚しさ・・・。
嫌なものですねぇ。

さて、この時期の猫さん。
追いかけっこをしている事が多いことも付け加えておきましょう。
一匹の猫が横切ったと言って、安心してはいけません。
次が飛び出てくる可能性はかなり高いと思われます。

皆様、かわいそうな猫さんの亡骸と、保健所のお仕事を増やさぬように
ご注意くださいませ。。。
招き猫からのお願いです。

猫の~森ぃ~には帰れない~♪