大変久しぶりの更新となってしまいました。
ある日の事。
友達との会食から帰ってきたひまわり。
突然私にこう言い出します。
「アンタ、ラザニアって作れる?」
なんでも友達と一緒に食べた、どこぞのお店のラザニアという料理がたいそう美味しかったと言う。
この人はいったい誰にモノを言っているのでしょうか?
そんなもの私が作れないはずがないではないか。
しかしながら、私は彼女にこう言ってしまいました。
「お店で食ったのならわざわざワシに作らせんでもよかろうに。」
「え、だってアンタのが食べてみたいんだよ。」
そう言われたら作らざるを得ないのであります。
何故私が前言のような台詞を吐いたか。
それはこの料理、酷くめんどくさい料理なのであります。
2種類のソースを作って、パスタをボイルして、キャセロールに盛り付けて、その上チーズをかけてオーブンで焼く。
ああめんどくさい・・・。
まず、2種類のソースのうちのひとつ、ミートソースを作ります。
たまねぎを刻み、ひき肉と一緒に炒め、赤ワイン加えトマトと一緒にじっくり煮込みます。
これだけで半日かかる・・・。
同時にベシャメルソースを作ります。
バターで小麦粉を炒め、牛乳を加えたまねぎとにんじんとセロリなどと一緒に煮込みます。
出来上がったベシャメルはシノアで越して保存します。
ソースが出来上がったら、ラザニアと呼ばれる板状のパスタをゆでます。
茹で上がったラザニアを正方形にカットし、キャセロールに敷きます。
その上にミートソースを敷き、再びラザニアを敷きます。
この工程を3度繰り返し、最後にラザニアが来るようにします。
その上にベシャメルをかけ、チーズを載せて焦げ目が付くまでオーブンで焼きます。
焼きあがったら最後にパセリのアッセを振って出来上がり。
ああめんどくさい・・・。
スプーンとフォークのシルバーセットとともに、ひまわりさんの前に提供しました。
「器が熱くなっておりますので、お気を付けてお召し上がりください。」
嬉しそうに食べ始めるひまわり。
「うん!お店のよりもアンタの作ったほうが美味しいわっ!」
お世辞でも嬉しいお言葉を貰いました。
それでこそ、苦労して作った甲斐があるというもの。。。
そして翌日。
せっかく2種類のソースがあるわけですから、贅沢なお皿を完成させましょう。
名付けて
スパゲッティWソース!
スパゲッティにミートソースとベシャメル、両方のソースをかけてしまおうと言う訳です。
早速作って、ひまわりさんに食べていただく。
「どだ?おいしいだろ?こんなの出すお店はないぞ!」
「うん、確かに美味しいけど・・・昨日食べたのと同じ味だわ。」
う~んひまわり鋭い!
考えてみればそりゃそーだ。
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