瞼の裏側にはいつも笑顔の神様がいる

4月, 2007 のアーカイブ

バブル世代の亡霊

先日、トヨタのディーラーに勤めている知り合いと話していたときの事。
彼は少し寂しそうに、こんな話をしてくれました。

「ついにねぇ・・・3S-GTエンジンが廃止になるんですよ・・・。」

かつては、セリカ、カリーナED、コロナクーペ、エキシヴ、MR2、等に搭載されたスポーティエンジン3S型。
それのターボつきの最強ヴァージョン、3S-GT。
2リッター直4DOHCのナチュラルアスピレーションでも140psという出力を搾り出すこのエンジンは、ターボ加給で180psにまで過激さを増す。
後輪駆動車では唯一MR2に搭載されたが、そのすさまじいパワーのおかげでスピンしやすい特性になり、MR2の事故発生率が上昇。
その後は4WD車にのみ搭載される様になったと言う。

私も、かつての愛車であるセリカGT-RでNA型である3S型を体験しました。
ホンダやマツダのような高回転型ではなく、中低速でパワーを発揮するちょっと過激なエンジンでしたね。
使いやすく、またパワーもあると言う事で、EDやエキシヴといった4ドア車にも使われていたのも、なんとなくわかる気がします。
現在では唯一、カルディナに積まれているエンジンですが、カルディナが廃止されるに伴い3Sエンジンも廃止となったようです。

私はこのエンジンは、例のバブル期をリードしたエンジンだったと思うのです。
カタログ表示のパワーの数字がもてはやされていた時代。
「オレのクルマ、〇〇馬力だぜ!」
と言った会話が普通に成立していたバブル期。
パパに高級3ナンバー車を買ってもらえない若者達の、自分の力だけでギリギリ買える価格設定の最後の砦だったセリカ、プレリュード、シルビアといった魅力的なクルマたち。
セダンでもなく、スポーツカーでもない、スペシャリティーカーという位置を決定付けたのは、彼らのようなクルマたちだったと思います。

あの、昭和から平成に変わった頃のバブルというお祭り騒ぎは、私たちに何を残してくれたのでしょうか?。
私はバブルという恩恵にはあまり恵まれませんでしたが、その後のバブルが崩壊した影響もあまり受けませんでした。
その後の不景気から、格差社会へと変わった現在。
私のような個人経営者や中小企業からは、景気のいい話は殆ど聞かれません。
もしかすると、一度お祭り騒ぎを味わってしまったせいで、バブル期並みに景気が戻らない限り、好景気とは感じられなくなってしまったのかも知れません。

現在、過激に回る3S-GTエンジンは、低燃費で使いやすい小型エンジンに取って代わられようとしています。

そりゃ東京にもあるだろうよ

映画、東京タワーのTVCMを見るたびに思うんですよね。
主題歌が・・・。

歌っている彼が書いた曲だと思いますが、彼は確か九州出身でしたよね。

私は東京の下町である浅草橋で少年時代を過ごしました。
確かに、東京は空が見えないんです。
ビルとビルの間に空があり、私はいつも小さな身体で小さな空を見上げていました。
ビル風に吹かれながら、ゴムボールを使い、狭い駐車場で野球をやりました。
風来坊の私にとって、少年時代の思い出といえばこの狭くよどんだ空しかないのです。

地方の方がよく言いますよね。

「東京人は冷たい」

「東京は住む場所ではなく働く場所」

「東京で傷ついて故郷へ帰ってきた」

あんたたちはいいよね。
帰るべく温かい故郷があって。
私が帰る場所は、あんたたちがいつもめちゃくちゃ言ってる東京しか無いんだよ。
あんたたちが東京に何を夢見てくるのかは知らない。
東京で傷ついて挫折して、温かい故郷へ帰るのも自由だよ。
しかし、故郷へ帰って私の大切な故郷である東京を悪く言うのは止めて頂きたい。

東京にもあったんだ
こんな奇麗な夕日が

にも言うな。ゴルア

こんな街だって、必死に生きてるヤツがいるんだよ。
こんな街だって、愛してるヤツがいるんだよ。
そして、たった一つの故郷だって思っているヤツだっているんだよ。

狭くて汚くて空も見えない。
それでも私にとっては、帰るべく美しい故郷。

松井とメディア

松井秀樹という野球選手がいます。
彼は、読売という日本のチームから、MLBのヤンキースに入りました。
両チームとも、エリート集団のチームですね。

彼が日本を離れる時、こんな事を言っていました。

「日本のファンを裏切るようで申し訳ない・・・。」

責任感が強い人だったのでしょう。
そして、日本のトッププレーヤーという自覚があったのでしょう。
私はその時思ったんです。
胸を張って行って欲しいと。
3000本もヒットを打ったお馬鹿なOBの評論家や、一部のメディアは悪く言うかもしれません。
しかし、日本人の代表として世界中の名プレーヤーがあつまるMLBで、彼はきっと大活躍するだろうと私は思っていました。

私が思ったとおり、彼はデビュー戦である開幕戦からタイムリーヒットを放ち、その後名門ヤンキースの4番を張るほどチームから信頼されるようになったのです。

当然の事ながら、日本のマスコミも彼に注目します。
MLBの中継は、ヤンキースが中心になりました。
私が日ごろ聞いているAMラジオの某JOLFという局も、彼が出場するゲームの情報を随時流していました。
しかしこのラジオ局、実に節操がありません。
野茂投手がメジャーデビューした頃は野茂を追いかけ、大魔神佐々木がメジャーに行った時は佐々木。
何故かイチローと石井一は無視で、今度は松井一本。
今年からは松坂と松井の2本立て。

あぁ、私が好きな野茂はいずこへ・・・。

さて、話は松井に戻しましょう。
昨年のWBCで、王監督の必死な要請にも応じず、松井は不参加となりました。
理由は、ワールドシリーズに勝つため。
つまり、松井の中では・・・

ヤンキース > 日本

だったのですね。
私は本当にがっかりしたし、松井という選手に失望したのです。
何はともあれ駆けつけて、日本チームのナインと共に優勝の美酒を味わったイチローの姿を、彼はどういう気持で見たのでしょうか?。
そして、昨年のMLB。
WBCを欠場して最高の体調で迎えたはずの松井は、シーズン序盤で左手首を骨折して一年を棒に振ります。

あーあ・・・。

松井よ。
我々はヤンキースの優勝ではなく、君の活躍が見たいんだよ。
君が日本を去るときに言った言葉を覚えているかい?。
君の夢がワールドシリーズだったのなら、私は君の応援などしないよ。
日本の野球よりも、もっと強いやつと・・・
見知らぬ凄い連中と野球がしたかったから行ったんじゃなかったのか?。

そして、日本のメディアよ。
本来ならば、イチロー、城島といった日本人プレーヤー2人を要し、日本の企業がスポンサーをしているマリナーズに注目すべきなのではないかな?。
ヤンキースの試合結果など、私にはどーでもいいのだ!。

人の迷惑顧みず・・・

しかしまぁ、よくも毎日来るもんであります。
いや、何がって、迷惑メールですよ。

思えば、一瞬でも私のオフィシャルサイトでアドレスを公開してしまったことが敗因でしょう。
仕事のサイトならば、メルアドくらい公開しとかないと、信用されないよ!などという戯言を聞いてしまった事が原因なんですが・・・。
聞いた話、こういうサイト等を回ってメルアドを集め、売っている輩がいるそうですね。
全く迷惑な話です。

しかし、送られてくるメールの全てが出会い系サイトの勧誘なんですね。
なんでも、お金払ってまでHをしたいと言う女性がたくさんいらして、その中の多数の人が私を選んだんですって。
私はその方と一戦交える事で、その方の提示したお金をもらえるらしです。
中には、先にお金を振り込むので、銀行口座を教えて欲しいなどというものまで・・・。
まぁ、その女性と連絡を取るには、まずはサイトに登録してくださいという事なのですね。
完全無料とうたいながら、途中でポイントが無くなり購入をせまるという図式なのでしょう。
知らないけど・・・多分。

こういうお話にホイホイ乗って、登録してポイントを購入する男が居るんでしょうかね?。
まぁ、中にはいるからこういうメールが来るのでしょうが・・・。

一つ気付いた事があります。
こういったメールの殆んどが、Yahooのフリーメールなのですね。
IT業界ではまさに巨人である企業のフリーメールが、こういった迷惑なことに使われているという現状を、当事者であるYahooはどう思っているのでしょうか?。

そして、こういった詐欺まがいの商売をしている輩が如何に多い事か!。
私は、詐欺と言うのは引っかかる人がいるという事が、やる者が後を絶たない原因の一つだと思います。
詐欺行為が氾濫する世の中、メディアなどから詐欺の手口の情報もたくさん入ってきます。
おかしなメールや電話がきたら、まずは疑ってかかった方がいいですよ!。

早く、詐欺行為はお金にはならないという時代が来ますように・・・。