瞼の裏側にはいつも笑顔の神様がいる

「招き猫とゆかいな仲間」カテゴリーのアーカイブ

贈り物

いつもとってもお世話になっております。
私の大切なお友達であります、ふくたんままさんからキアヌ君へバレンタインのお菓子を頂きました。
ままさん、本当にありがとうございます。

さて、どんなお菓子を贈って下さったのでしょうか?

おぉ!苺スヰートプリン!
これは美味しそうではありませんか!
キアヌ君、速攻で食べ始めます。
何と言っても、ビニールハウスのイチゴ狩り30分で128個という記録保持者、ひまわりさんの息子です。
(参照記事 いちご畑のひまわり)
彼にとっては大好きなアイテムですねぇ。

必死に食べるキアヌの写真をどうぞ。。。

おとしゃん、たべる?など、言ってくれそうにありませんな・・・。

さて、キアヌ君にバレンタインと聞いていたのですが・・・
なにやらもうひとつ箱があります。
こ、これはもしや!
私にもバレンタインを頂けた様であります!

夜のお菓子「うなぎパイ」って、ご存知ですよね?
静岡県が誇る銘菓であります。
私はアレが大好きなんですよね~。
その姉妹品、というかグレードアップした商品があるらしいのです。
その名も・・・

真夜中のお菓子「うなぎパイV.S.O.P.」

うぁ~夢にまで観たお菓子であります。
V.O.ではなく、最上級を意味するV.S.O.P.ですよ!ハイ。
V.S.O.P.の名の由来は、ブランデーが入っていると言う。

おぉ!楽しみであります。

早速開けてみましょう。。。

なるほど、お子様でも安心して召し上がれるそうです。
中はどうなっているのでしょうか!
緊張しながら開封。。。

まぁ、従来品と見た目は変わりありませんね。

それでは一口食べてみましょう!
サクッとした口当たりまでは、まさに従来品の楽しい食感。
しかし、鼻から抜ける香りは!ほのかなブランデーの香り!

おいしい。。。

これに合う飲み物と言えば、そう、ドライマティーニなどはいかがでしょうか?
甘さの後に広がるブランデーのほのかな香り。
それに負けない、ガツンとしたアルコールの感覚を持ったマティーニ。。。
う~ん、大人じゃ~ん。

まさに、真夜中に味わう大人の味。

ままさん、素敵なお菓子をお送りいただき、ありがとうございました!
息子と一緒に楽しくいただきましたよ!

観てきましたよ

今一番の話題の映画と言えば、ジョン・ウー監督の想いを込めて撮ったと言われている「レッドクリフ」ですね。
はい、観てまいりました。

三国志と言えば、今やゲームやマンガなどにもなっているようでありますから、若い人などにも一般的ですよね。
私の三国志のルーツは、私がまだ中坊の頃さだまさしという歌手の方がパーソナリティを勤めるラジオ番組で「三国志英雄伝」として喋っていたのが最初です。
この三国志という長い長いお話を、中国という国の長い長い歴史の中で、色々な弁士が語り継いできた訳です。
という訳で、さだまさしさんもその弁士の一人と言う事なのですね・・・。

さて、レッドクリフです。
とてつもなく長い三国志の中で、最も面白い部分であると言われている「赤壁の戦い」をやるわけです。
軍勢80万と言われている曹操軍に対し、たった5万の孫権・劉備連合軍。
果たして劣勢を打ち砕く事は出来るのか?
劉備の義兄弟である豪傑、関羽と張飛。
孫権軍の司令官であった周瑜。
降伏兵が殆どを占めていた曹操軍に対し、高い士気を保つ豪傑揃いの連合軍。
そして、天才軍師の諸葛の奇策とは・・・。

ネタバレがお嫌でしたら、ここからは読まないでくださいね。

この赤壁の戦いでは、三国志の登場人物の中で最大の勢力を持ち、知能も腕っ節も平均レベルをはるかに超えていた曹操が、天才軍師諸葛亮の戦略によって死の寸前まで追い詰められるのです。
私の見解では、曹操は連合軍に負けたのではなく、諸葛の奇策と周瑜の働きによって負けたと考えています。
そして、関羽の人間味が曹操の命を助けてしまったのだと・・・。
三国志という物語を読んだり観たり聞いたりする度に思います。
この長いお話は、紛れも無く人間が繰り広げた壮大な物語なんだと。
元々、たった数時間の映画では、収まるはずが無いのです。

そしてこの映画を観て、本当に私が言いたかった事。

それは・・・

パート2に続くって何だよ!金返せ~

前略、海の上から④

シークレットポイントに到着したのは、午後2時を回った頃。
基本的にアナゴは夜釣りです。
まだ少々時間が早いようです。
私たちは、大量に余ったコマセを消費するべく、アジの仕掛けを用意します。
釣り方は、トリックサビキと呼ばれる数本付いた小さな針に、これまた小さなコマセアミを引っ掛けるようにして付けて釣る釣り方。

竿を出して数分でこのトリックサビキにアタリが出ます。
おぉ!アジか!
と思いきや、小さな海タナゴさん。
小さいので食べる部分がありません。
リリース。
しばらくしてまたアタリ。
今度は10Cm位のこれまた小さなメバルさん。
同じく小さすぎなのでリリース。

その後、海タナゴと小メバルを繰り返す私たち。
そしてクライマックスはやってまいります。
午後4時を回った頃、私の竿に小気味良いアタリ。
元気に左右に走る魚は、今までの魚よりも明らかに違う銀色の体色。
待ちに待ったアジであります!
数分後に叔父貴の竿にもアジが掛かる。
その後、しばらくアタリが無くなってしまいました。

アタリが無くなって数分後、叔父貴のアジ仕掛けにアタリが出ます。
おっ!アジか?
と思いきや、25センチほどのカマスでした。
これはなかなかの高級魚。
塩焼きにして食べると美味しい魚です。
程よい大きさと言う事で、このお魚はキープさせていただきました。

そして時間は4時を回った頃。
そろそろアナゴ用の竿を出す時間です。
アナゴの一番いい時間帯は、午後7時から10時ごろ。
それまでに様子見で竿を出しておこうと言うわけです。
保田で釣ったソーダをさばき、切り身にします。
投げ竿にぶっこみ仕掛けを繋ぎ、餌を付けてぶん投げます。
竿に鈴を付けて完了。

投げ釣りは待つ釣りですから、その間にアジを狙えるわけです。
やがてそろそろ暗くなる頃、またまたアジのアタリが出ます。
私の竿にアジのアタリ、そして叔父貴の竿にも!
ついに私たちの前に、アジの群れがやってきたのです。
そしてすっかり暗くなる頃には、ほぼ入れ食い状態になってきたのです。

アジの入れ食いを楽しむ私たち。
そして午後6時を回る頃、最後のクライマックスがやってきます。
アジ釣りに没頭する私たちの耳に、鈴の音が飛び込んで来たのです。
2本出した投げ竿のうちの1本が、しなやかにしなっています。
叔父貴が竿をあおり、確かな手ごたえを感じながらリールを巻きます。
足元まで巻き上げた仕掛けの先には、かなりの長さを誇る獲物の姿。
巨大アナゴです!
玉網など持たない私たち。
叔父貴は強引に獲物を水面から引っこ抜きます。
全長60センチ。
太さは4センチはあろうかという、巨大なアナゴが針をしっかりと飲み込んでいました。

アナゴはすっかり針を飲み込んでおり、針を外す事が困難なようでした。
「おい猫、これどうにかならんか?」
と、さすがの叔父貴もお手上げの様でした。
私は魚を受け取り、針の掛かっている場所を確認しようとしたその時。
アナゴは最後の力を振り絞って私の指に噛み付きます。
その痛い事・・・。
「イデデデデデデ!」
慌てて振りほどこうとする私ですが、アナゴも必死です。
なかなか離しません。
ようやくアナゴが私の指を離すと、哀れ私の指は皮がむけてしまいました。
以前にもアナゴに噛み付かれた事はありますが、これほど痛い思いはしませんでした。
さすが巨大アナゴ、パワーが違います。

巨大アナゴをゲットした私たち。
まだ釣れ続くアジ釣りを続けようと思いきや、天空から水滴が落ちてまいりました。
アジも釣れ続いており、アナゴの本格的な時間はこれから・・・。
しかし、雨には勝てません。
後ろ髪を引かれるように、釣り場を後にしました。

少し名残惜しい気もしましたが、久しぶりに叔父貴と釣りを楽しむことが出来、しかもたくさんのアジと大物アナゴも釣ることが出来ました。
今回はこれで大満足です。
考えて見ますと、全ては一番初めに私が釣ったソーダ鰹から始まりました。
もしも、あの魚が釣れていなければアナゴ狙いにこの場所には来なかった訳です。
そして何か私たちにメッセージをくれたような気がする、あのウミネコさん。
もしかすると本当にひまわりの魂がウミネコさんの身体を少しだけ借りて、私たちに会いに来てくれたのかも知れません。
午前3時に家を出て午後6時過ぎまで、思い切り楽しんだ一日。
多くの魚たちとかわいらしいウミネコさん、そして今日という一日に感謝です。

釣果はご覧の通り。

釣果

アジ29尾
シロギス3尾
カマス1尾
ソーダ鰹1尾
巨大アナゴ1本

その他、ベラ、小メバル、ヒイラギ、海タナゴ、セイゴ、等をリリースまたはウミネコさんに差し上げました。
さて、次回更新はお魚の調理編です。

前略、海の上から③

何も釣れない時間が続いています。
キアヌに美味しいお刺身を食べさせる約束です。
焦りから、少しばかりフラストレーションが溜まってきます。
それを察した叔父貴が、私にこんな話をしてくれました。

「晴天白日という言葉がある。
いい天気じゃないか。
こんな日にのんびりと釣り糸を垂れるって、素晴らしい事だ。
そんな幸せを感じるのも、人の器量だと思わないか?
俺は猫とこうして釣りに行けるだけでも幸せだよ。」

目標ばかりを追いかけていた事に気付く私。
大事なのはそのプロセスなのだと言うことを、アジが釣れない事ですっかり忘れてしまっていました。
気付くと、私たちのボートのすぐ傍に、一羽のウミネコさんが泳いでいます。
かわいいやつです。
私は昼食用に買ったパンを取り出し、コーヒーで一服。
パンのきれはしをそのウミネコさん目がけて放ってあげました。
彼女はそれをついばみ、ギャーギャーニャゴ~と鳴きました。

しばらくすると、待望のアタリがぶっこみ仕掛けに現れました。
またシロギスかな?と思いきや、あまり美味しくない魚の代名詞のベラ。
リリースしようと思いましたが、私の後ろを見るとさっきのウミネコがまだ傍にいてくれたのです。
再び彼女に向かってベラを放ってあげると、見事にキャッチ。
かわいいやつだなぁと思いながら、その後度々釣れるベラを彼女にあげました。
やがて手渡しで餌を渡せる程近寄ってくるウミネコさん。
すっかり私に馴れてしまったようです。
「もしかして、その鳥ひまわりなんじゃないのか?」
と、叔父貴。
「そんなバカな・・・」

ベラしか釣れない私たちは、ボートを降りて帰り道の富津港でアジを狙おうという提案が出ました。
確かにこのままではラチがあきません。
目標の黄金鯵を諦めて、大量に余ってしまったコマセを消費しながら僅かな望みを抱いて陸からアジを狙ってみることになしました。
富津港なら真イワシが入っているかもしれないし、アジも混じる可能性もあります。
という訳で、ボート屋に向かって漕いで行きます。
しかしどういう訳か、先ほどのウミネコさんが私たちのボートに付いて来ます。
餌をあげたので当たり前なのでしょうが、これほど野生の鳥になつかれたのは初めてです。

ボートを上げて、ボート屋の親父さんに戦況報告。
他の人もあまり釣れていないと言う事です。
ボート屋の親父さんと釣り談義に花を咲かせていると、突然叔父貴が声を上げます。
「おい、猫、アレを見ろよ!」
海の方を指差す方向を見ると、さっきのウミネコさんがいるではありませんか。
とうとうボート屋さんまで付いて来てしまったようです。
「お前、本当にひまわりなのか?」
ちょっと不思議な体験をしました。

とてもかわいらしいウミネコさんに別れを告げ、私たちはソーダ鰹一匹とシロギス3匹を持って、富津港に向かいました。
富津港に向かう車中、叔父貴と話しておりました。
目標の黄金鯵は釣れなかったけど、ソーダ鰹の凄いファイトは味わえたしキスも釣った。
後は残ったコマセを処理して、運が良ければイワシかアジを数匹でも上げられればいいか・・・。
すると、思い出したかの様に叔父貴がこんな事を言い出します。

「そう言えば、ソーダ鰹ってアナゴの最高の餌になるんだよなぁ・・・。」

ん?アナゴと言えばキアヌの好きな魚の第2位ではありませんか。
それならば、夜まで粘ってソーダを餌としてアナゴを狙ってみるか。
そう言う事であれば、富津から程近い私たちがアナゴを狙ういつもの場所にでも行ってみるか!
そこは、巨大アナゴが釣れる私たちのシークレットポイント。
そこならば、運が良ければアジも入っているかもしれない。
アナゴが釣れればキアヌ君も納得してくれるはず。
再びテンションが上がって来た私たちは、一路シークレットポイントへ急いだのです。

前略、海の上から②

途中コンビニに寄り、昼食用のパンとコーヒーを買い、それでも予定の午前6時の30分程前に保田に到着。
持参したおにぎりをぱくついて待っていると、しばらくしてボート屋の親父さん登場。
早速ボートを出していただきます。
ポイントまでは船外機付きのボートで私たちのボートを引っ張って行ってくれるサービス。

ポイントに到着した私たち。
早速仕掛けを作ります。
私の仕掛けは、大物用に一本付け餌のオキアミを付けて置き竿にします。
そしてもう一本はアジのサビキ仕掛けを手に持ちます。
先に大物用の竿をを仕掛け、その後サビキ仕掛けを用意していると、早くも大物用のラインが左右に走り出します。
竿を手に持つと、強烈なファイト。
魚はもの凄いスピードで走り出します。
この引きはアジのものではありません。
もしかすると、私の期待通りワラサ(鰤の子)でもかかったのではないか?
左右に走ったと思えば、急に沖の方へ突っ走る魚。
リールのドラグは悲鳴を上げ、ガンガンとラインを出して行きます。
やがて魚は力尽き、私の元へ寄ってきます。
さて、魚種は何だ!?ワラサか!
しかし、魚を取り込んでがっかり。
30Cm程のソーダ鰹でした。

私たちは嫌な予感がしました。
魚食魚であるソーダが入っていると言うことは、臆病なアジなどの魚はいなくなっているのではないか?
予感は的中する事になります。
いくらあおっても、アジ用のサビキ仕掛けにはアタリが現れません。
すると、叔父貴が置き竿にしておいた竿に反応が出ます。
叔父貴が置き竿にしてあった仕掛けは、底の魚を釣るためのぶっこみ仕掛けにオキアミの付け餌を付けた物。
大きくしなる竿から上がってきた魚は、20Cmを超える大きなシロギス。
この時期でも、まだシロギスが残っているようです。
しかも、大きなサイズ。
私も大物用の仕掛けをぶっこみに切り替えます。
しばらく、叔父貴が2匹目のシロギスをゲットし、私も1匹のシロギスを取り込みます。
本来は高級魚のシロギス。
天ぷら定食の上を注文しなければ付いてきません。
しかし、今回の私たちの狙いはあくまでも「黄金鯵」。
高級魚のシロギスも、いわゆる釣り用語で「外道」となってしまいます。

その後、シロギスのアタリも無くなり、全く何も釣れない状態に陥りました。
釣れない釣りくらいくたびれるものはありません。

「つまんねーな・・・」

と呟く招き猫。
このままホボウズで終ってしまうのでしょうか?

前略、海の上から①

私には魚釣りやギャンブルなど、そういった主に遊びを教えてくれる叔父貴がおります。
大抵はろくな事を教えてくれないのですが、その中には非常に良い事も混ざっているのです。
叔父貴は寅さんを地で行くような生活をしており、常に全国を飛び回っています。
その叔父貴が久しぶりに帰ってまいりました。
叔父貴にはひまわりの事を知らせる事も出来ず、帰ってきて彼女の事を知り大変驚いておりました。
早速ひまわりのお墓参りに行ってくれた事は、言うまでもありません。

その叔父貴、私と魚釣りに行きたかったらしく早速計画を立てることになりました。
さて、何を釣りに行こう・・・。
一応キアヌにお伺いを立てます。
キアヌの大好物のお魚は、アジのお刺身あるいは煮アナゴ。
どっちがいいかキアヌに聞いてみます。
すると答えは・・・

「ぼく、あじのおさしみがたべたいです!」

という訳で、叔父貴とアジを狙いに行くことになりました。
私のお勧めのアジスポット。
房総の保田と言う所があります。
そこは房総半島が誇るブランド鯵「黄金(きん)鯵」が釣れる所なのです。
鯵という魚は、回遊魚なのです。
つまり、潮の流れに乗って様々な場所を旅をして廻るお魚なのですね。
しかし、そんな鯵の中にはすっとぼけた魚がいます。
旅などをせずに気に入った場所にずっととどまるのです。
これを「居付き」と言います。
大分県佐賀関の関鯖や関鯵がその有名な例です。
その関鯵と同じ様に、房総の保田周辺で居付いているのが「黄金鯵」という訳です。
この「黄金鯵」は、体色は金色に輝き脂も素晴らしく乗り、お刺身にするととろける様にうまいのです。
ソムリエの田崎氏によれば、関鯵に匹敵するかあるいはそれ以上の味だと言わしめた程なのです。
私と叔父貴は、その「黄金鯵」を狙いに保田へ行く事になりました。

保田には、海で手漕ぎボートを出して釣らせてくれるボート屋さんがあります。
前日にそのボート屋さんに予約の電話を入れます。
久しぶりに電話をする保田のボート屋さんの親父さんによると、先週まで非常にアジが釣れていたとの事。
しかし、今週に入ってあまり芳しくない・・・。
まぁ、私たちは魚釣りに関しては自信がありましたので、何とかなるだろうと早朝3時に出発しました。

さて私招き猫と叔父貴は、日本一の黄金鯵を釣り上げることは出来たのか?
そしてその驚きの調理法は?
今回は久しぶりの長編記事です。
乞うご期待。

マリネ

ひまわりとまだ結婚する前。
一匹の猫が我が家にやってきました。
キジトラ模様のオス猫。
まだ掌に乗ってしまうほどの子猫でした。

彼はひまわりの職場の人が、近所で捨てられていたのを拾ってきた猫でした。
貰い手がなく、いつまでも病院の職員控え室にいれるはずもなく。
仕方なくひまわりが預かってきたと言う訳です。
しかし、当のひまわりもペット禁止のアパート暮らし。
しかもそのルールを破って、既にメス猫を飼っていたひまわり。
という訳で、廻り回って我が家にその猫はやって来たのです。

「ねーねー、猫預かってよ!」
という電話を受けたのは、私が気分良くお気に入りの浜田マリのCDを聞いていた時の事。
私の家にも当時やーやと言う名の猫が住んでいたのです。
「預かるだけだよ」という事で了承。
迎えに行った私は、子猫のかわいい仕草にすっかりやられてしまったのです。

浜田マリを聞いていた時に来た猫という事で、マリ姉→マリネと活用され、彼はマリネと名付けられました。
その後私たちは結婚し、「預かるだけ」という約束はいつの間にか忘却の彼方へ去っていったのです。
そして我が家の猫事情は、彼女が連れて来た「お嬢」、私が元々買っていた「やーや」そして、新人の「マリネ」と3匹体制になってしまいました。
その後、「お嬢」は病気で、「やーや」はオスと言う事で何処かへ旅立ち、「マリネ」一匹になってしまいました。
私もひまわりも無類の猫好きでした。
「マリネ」と一緒に飼われた猫は、数々いました。
しかし、猫にとって最大の難敵である人間の赤ちゃんの誕生によって、「マリネ」以外の猫たちは房総の叔父の家に里子に出されてしまいました。
一匹だけ残ったのは、今となっては年老いた老猫「マリネ」。

オス猫の習性って、ご存知でしょうか?
飼い主に亡き骸を見せたくないらしいですね。
たった一匹残った老猫は、今まで決して出ることが無かった数センチ開けた窓から、旅立って行きました。
ひまわりが旅立ってから、ちょうど1年後の事でした。

マリネは今頃、ひまわり母さんに甘えているのでしょうか・・・

キアヌの夏休み

夏休み。
今年は山中湖の花火大会に行って来ました。
この花火大会は、ひまわりが生前毎年のように一緒に行っていた花火です。
病気になってからは行っていませんでしたので、今年は久しぶりの参加になりました。

キアヌも3年ほど前のこの花火を見た経験があるのですが、もう覚えていないようです。
ここの目玉は、なんと言っても打ち上げずに水上で花火を開かせる水上花火。
打ち上げないので音が凄いんですよ。
目の前で大きく開く花火に、キアヌもびっくりだったようです。

花火が終わると、そのまま甲府の叔父叔母の家に泊めてもらいました。
実は、今年キアヌはかぶとむしとお友達になったのです。
今までは、虫というと少々怖がっていたのですが、今年はその問題をクリアしたようです。
「かぶとむしはここをもつのです。」
と言ってオスの小さな角を持って誇らしげに私に見せます。
よーし、それならばと、かつての昆虫博士である私の闘争心に火が付きます。
野生のかぶとむしを採りに山へ行こう!
今回の甲府行きは、花火の他にかぶとむしを採るという目的があったのです。

早速翌早朝、叔父の案内の下近所の山へ向かいます。
クヌギやナラの木が生い茂る森へ入ると、7匹ほどのかぶとむしをゲット。
しかし、私はかぶとむしよりも素晴らしいものを目にしました。
それは、なんと!
日本の国蝶!
ご覧ください。

キアヌごらん、これが日本の国の蝶々のオオムラサキだよ。

捕まえようよ!とキアヌ。
でもこの蝶は捕まえる事は出来ません。
天然記念物でございます。

綺麗だねぇ、キアヌ。
いい思い出になったね。

この日採集してきたかぶとむしは、ご近所の友達にもお分けして喜ばれました。
残ったかぶとむしは、今でも我が家のケースの中で、元気にゼリーなんぞをすすっています。

みんなの鉄道

 
えー、再三ここで申し上げました通り、私はスワローズの大ファンでありまして・・・
え?息子の話の続きはどうしたと?。
はいはい、話には順序がございまして、息子の鉄道好きになるプロセスにおいて、私がスワローズファンであると言う事実が密接に関係しておるのでございます。
えと、話を元に戻しまして・・・。
スワローズファンの私は、家で野球中継を見たいという事もあり、CS放送の契約をしております。
現在、スワローズの試合を主に中継しているチャンネルは、フジテレビ739と言うチャンネルなのです。
そして、そのフジテレビ739というチャンネルで、その番組はひっそりと放送されていたのです。
 
日本で唯一の本格的鉄道番組
「みんなの鉄道」
 
その番組は、ロックバンド”くるり”の軽快な音楽と共に、こんな風に始まるのです。
 
”前方ヨシ!後方ヨシ!列車情報ヨシ!鉄道ロマンヨシ!
       日本で唯一の本格的鉄道番組 みんなの鉄道出発進行!”
 
番組のテーマ曲と挿入歌を担当する”くるり”のボーカル・作詞作曲を担当する岸田繁氏は、大の鉄道ファンを自称し、曲の多くに鉄道を盛り込んでおります。
そして、ナレーションを担当するのは、フジテレビきっての鉄道ファンであり、現在JR東日本の東北・上越・長野各新幹線や在来線特急列車などの車内自動放送で活躍中の堺正幸アナウンサー。
番組の内容は、毎回一つの路線を取り上げ、駅やその周辺のご案内、路線を走る車体の説明、車窓風景や運転席にもカメラを持ち込むなど、鉄道ファンにはたまらない内容。
また、マルチアングルのカメラワークを駆使して、運転席・側方・後方を同時に見せながらの走行シーンなど、これまた相当な鉄道ファンを意識した物となっています。
 
本当に、たまたまこの番組を見た私は、当時からきかんしゃトーマスに夢中になっている息子に見せてみたい思い、思わず録画してしまったのです。
初めて息子が見た”みんなの鉄道”は、第27回の飯田線。
その時の息子は、驚き・興奮・感動を一気に表現しておりました。
彼の鉄道の知識は、興味のあるものを繰り返し見る、ナレーションを丸暗記する、といった子供特有の行動によりできたのです。
 
彼を最も興奮させたのは、彼も乗車経験のある第15回の箱根登山鉄道(再放送で録画)。
趣のある車体や、スイッチバックシーンなど、彼が経験し記憶している事が番組内で紹介されたのです。
そして、今彼が乗ってみたい鉄道は、第3回放送の江ノ島電鉄と第18回放送の銚子電鉄。
共に、通勤ラッシュなどには無縁な地方ローカル線であり、鉄道ロマンを感じさせてくれる電車です。
 
息子キアヌの、鉄道に対する夢や憧れは当分続きそうであります。
そして彼は遂に手に入れたのです。
彼の念願であった物を・・・!。
 
 
コレクション追加
手前から
JR東海道線他115系(湘南カラー)
JR特急あずさ・かいじE257系
 
たまたま見つけたという事で、甲府に住む私の叔父が買ってくれました。
良かったねぇ!きあぬ!。
 
そして、”みんなの鉄道”の番組内で流れるくるりの曲も当然のように覚え、くるりを口ずさむ幼稚園児という不思議なキャラクターを完成させたキアヌだったのです・・・。
 
くるりホームページ
みんなの鉄道ホームページ

彼の名はキアヌ!

 
私には、実際にはやった事は無いのですが、目の中に入れても痛くないと思われるほどの一人息子がおります。
ここでは、”キアヌ”もしくは”きあぬ”というハンドルネームでしばしば登場しております。
名の由来は、私がかつてここにお見えになるどなたかに、こんな主張をしたことからであります。
「こんなに可愛いのだから、最悪でもキアヌ・リーブスくらいにはなる!」
ま、本物のキアヌ・リーブス氏よりも、顔が小さくていい男ではないかとも思われますが・・・。
 
先日、わが愛息子のキアヌ君も、生涯で初となる運動会が幼稚園で行われました。
 
 (さて、息子のキアヌはどこでしょう?。)
 
残念ながら、生涯初のかけっこは2等賞(5人中)で終りました。
一等賞になったら、彼の念願である湘南カラーの東海道線115系のNゲージを買ってあげる予定でありました。
念願叶わず、がっかりして帰って来ましたが
「キアヌ、一生懸命走ったから買ってあげよう!。」
という私の言葉に大喜びする彼だったのです。
運動会後、喜び勇んで夢の国トイ○らすに出かけましたが、残念ながら売り切れ・・・。
前に来たときはあったのにねぇ・・・。
仕方なく、地元を走るつくばエクスプレスを買って差し上げました。
 
ここで、読者の皆様には、いささか疑問が生じるはずであります。
なにゆえ、3歳の子供の念願が、湘南カラーの東海道線115系のNゲージなのか・・・。
ムシキングや、○○戦隊××レンジャーではない、ましておかあさんといしょのファミリーコンサートのDVDでもない。
そこが、我愛息子のキアヌ君たるところなのであります。
彼は生粋の電車オタクなのであります。
 
Nゲージと言っても、大人の電車オタクが買うような超リアルな小型モーターを搭載して実際に線路の上を自走する高価な模型ではありません。
よく、ファミレスの売店やキヨ○クなどで売られている、1000円弱の鉄製の模型であります。
子供に大人気を誇る例の”プラレール”は、彼にとって子供のおもちゃ(お前も子供だろーが!)に成り果て、現在はよりリアルなNゲージに夢中なのであります。
 
ここで、現在彼の所有するNゲージコレクションをご紹介いたしましょう。

左から
JR特急スーパーあずさE351系
JR特急はるか281系
小田急線VSE(50000系)ロマンスカー
 

左から
江ノ島電鉄300系
つくばエクスプレスTX1000系
JR特急わかしおE257系
JR特急スーパービュー踊り子251系
 

さあ、いよいよ新幹線シリーズです!。
左から
東海道山陽新幹線500系のぞみ
東海道山陽新幹線700系のぞみ
山陽新幹線700系ひかりレイルスター
東北新幹線E2系はやて
 
「これでよろしいでしょうか?」
と、キアヌ君本人に確認しながら記事にいたしました。
彼は、これらの形や名前を全て理解しております。
また、
「スーパーあずさはふりこシステムをとうさいしていて、とてもはやくまがれるんだよ」
とか、
「500けいのぞみは300きろではしるせかいでいちばんはやいしんかんせん」
とか、私の知らない事まで熟知しております。
なんなんだ、こいつは・・・!。
 
しかし、私は知っているのです。
彼の情報のソースを!。
次回の記事で、彼の列車情報の謎を公開いたしましょう!。
おたのしみに~!。