勘のいい方は既にご存知かもしれませんが、知らない方のために宣言いたします。
私、招き猫は東京スワローズの大ファンでございます。
と言うわけで、今回は野球、特にスワローズの今後を語らせていただきます。
興味の無い方は、そうぞスルーしてやってくださいませ・・・。
我々スワローズファンにとって、今年ほど期待した年はありませんでした。
また、期待が大きかった分、今年ほど落胆した年も無かったと思います。
シーズン前などは、それはもう夢と言う名の風船が、ほとんど無限大に巨大化したわけであります。
かつて、ファンがこれほど就任を望んだ監督が、スワローズに存在しただろうか!。
古田プレイング・マネージャー!。
彼が塁上からサインを出す姿や、控えに回った際のチャンスでの代打オレコール・・・。
それを考えるだけでも、胸の高まりは抑えられないほどの興奮だろうなぁと想像したわけです。
メンバー的にも、今年ほど優勝に近い年は無いのでは?と思えたわけです。
岩村、石井弘寿が残留し、出戻り組みの石井ピンと高津、そして新たに木田、そしてウィークポイントだったセカンドにラロッカを獲得。
先発投手陣は、川島、藤井、石川、石井ピン、館山、ガトorゴンと見事に6本揃っていました。
セットアッパーとして、右は川端、吉川、五十嵐、木田、花田、左に左藤、高井、抑えは不動の石井弘寿・・・。
攻撃陣では、昨年大ブレークし、球界一の先頭打者との呼び声が高い、1番青木を先頭に、残留を決めてくれた若き大砲岩村。
相手投手にとっては恐ろしい存在の長距離外人を3人並べ、成長著しい宮出。
そして、宮本慎也と古田PMが恐怖の下位打線を構成する。
私の予想では、混戦の夏をスワローズが制し、9月には待望のマジックが点灯。
そして今頃は満面の笑みで古田PMの胴上げシーンが見られるはずだったのです!。
ところがぎっちょんキリギリス・・・。
ふたを開けて見れば、なんという体たらく・・・。
川島は春先に故障で長期離脱、藤井は不調で夏場に2軍で調整、石川は相変わらず勝ったり負けたり、館山はリリーフ陣崩壊でセットアッパーに。
川端、吉川は故障で出てくる気配は無し、五十嵐は完全に過去の人、高井はリリーフとしては完全に不適格な事を露呈し、頼みの弘寿は故障・・・。
外人は大型扇風機と化し、宮出はそれに習い小型扇風機、リーダー慎也は長期離脱。
そして、何よりも期待の大きかった古田PMは、故障のために監督に専念・・・。
これではどうしようもない。
攻撃重視のオーダーを組んでしまった事の弊害も出てきているのです。
毎試合エラー。
エラー
エラー
エラー
エラー
エラーキャー
お金を払ってエラーを見に行く人がどこにいる!。
Fプロジェクトとやらで、にわかファンを増やそうとしているようですが、堅実なプレーを見たいと願う元々のファンを蔑ろにして欲しく無い!。
スワローズはこんなチームではなかった・・・。
采配面でも疑問が残ってしまうのです。
例えば、高井投手は1イニングをピシャリと〆られるタイプではありません。
コントロールに問題があるわけですから、6~7イニングを2~3失点という計算のピッチャーです。
彼をセットアッパーに使うのは危険なのです。
そして、超攻撃型のオーダーは、確実に1点を取りにいく日本の野球には不向きなのです。
これは、数年前の宿敵ジャイアンツが証明しています。
相手投手に玉数を投げさせるカットするバッティング技術、四球を選ぶ選球眼、進塁打を打つ心理、相手の地弱点を突く、もしくは相手の嫌がる事をする采配。
これらが超攻撃型オーダーのために、全て封じ込められてしまったわけです。
つまり、思い切り振り回し、打つか打たないか、それだけの野球です。
現に、スワローズの4番打者の今年の四球数は、たったの15です。
そしてもう一つ。
現在の先発投手を見て見ましょう。
石井ピン、石川、藤井、川島、ガト、ゴン。
藤井以外は全て即戦力として加入した選手、もしくは外人です。
つまり、若手が育っていないのです。
若手が育成できていないと言う現状は、来年以降に期待ができないと言う事に直結します。
そして、恐らく来年は、岩村と石井弘寿が去っていくのです・・・。
今朝、そんな私に衝撃的なニュースが伝わってきました。
スワローズコーチ陣全員残留
危機感は無いのか・・・。
かつて、関根監督時代のスワローズは、勝つ事に固執しないのびのび野球と言われてきました。
味方がエラーを犯しても「ドンマイドンマイ!」と声をかけるベンチ。
フライを打ち上げると「落せ~!」と野次が飛んだという。
この状況を、就任した野村監督は嘆いたそうです。
「この子達は力はある。勝ち方を知らないだけや。勝つという執念を知らんのや。ワシが教えてやらなあかん。」
関根監督時代のお友達軍団に戻りつつある我スワローズ。
野村監督のような救世主は、もはや現れないのです。
古田PMがそのことに気付き、自らが救世主となるまでは・・・。
ちなみに、自民党の安倍新総裁は大のスワローズファンなのだそうです・・・。
安倍総裁の安倍が阿部になっていました。
阿部はジャイアンツでした・・・。
訂正とお詫びを申し上げます。
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