瞼の裏側にはいつも笑顔の神様がいる

12月, 2008 のアーカイブ

泣いているのはひまわり

ひまわりが恐れているものは、爬虫類だけではありません。
地震、雷、火事、オヤジ・・・などと申しますが、オヤジ以外のものはしっかりと警戒していたようです。

先日、うちのばあちゃんがひまわりのクローゼットを整理していたときのお話。
なんと非常食が出てまいりました。
それも、パンの缶詰。
パン、好きでしたからねぇ、ひまわりさん。
その他、手回しで充電できる携帯電話充電機能付きラジオも聞けちゃう懐中電灯などもしっかりと買ってありました。
地震についてはかなりの警戒をしていたようですね。
まぁ、結局その大地震が来る前に、自分は遠くへ行っちゃいましたけどねぇ・・・。

そして彼女がなんと言っても一番恐れていたのは、地震に次いで第2位の雷でございます。
夏の時期、夕方に怪しい雲が現れると、非常に怖がっておりました。
家に居ても、ほんの小さな遠雷の音がしたと思ったら、私の所に飛んでまいります。

「雷が鳴ってる!怖いんですけどっ!」

私に言われても、私は雷様ではありません。
やがて雷が家の真上に来ると、もうしがみつく様に・・・。
でっへっへ、そんなにしがみつかなくてもねぇ・・・。

ある日の事。
私たち夫婦は、ひまわりの実家に向かっておりました。
場所は千葉街道。
市川橋を渡ったあたりで、もの凄い豪雨でした。
辺りは戸建住宅が多く、交差点には一軒のビルがありました。
私たちはその交差点の先頭で信号待ちをしていた、まさにその時でありました。
ビルの避雷針に、巨大な落雷があったのです。
一瞬だけ、辺りは真昼のように明るくなり、落雷の閃光は太さ1mはあったのではないかと思われるほどでした。
その音ときたら、雷のそれではありません。
まるで爆発音。

巨大な落雷を目の当たりにした、助手席に座るひまわりさん。
耳をふさいだ後、私の腕にしがみついたまま動こうとしません。
声をかけても、何も言えません。
しばらくしてようやく、彼女は声を出して泣き出しました。

「だって、だってさぁ・・・怖かったんだよぅ~」

やがて信号が変わり、何も無かったように車たちが動き出します。
泣いているのはひまわりだけ。

ひまわり、あの時は怖かったねぇ。
さすがにあの雷は、君だけじゃなく私だって怖かったよ。

すっぽんのキティちゃん

そんなひまわりですが、彼女にも当然苦手なものもありました。
まぁ、女性ならば大抵の方が嫌いとおっしゃる存在の爬虫類。
とりわけへびという動物に対して、大きな恐怖心を抱いておりました。
カエルやイモリなどの両生類も嫌いで、見かけると逃げてくるのです。
爬虫類・両生類でセーフなのは、亀だけだと言っていました。

ある日、ひまわりの友達が引越しをする事になりました。
ひまわりはそのお手伝いを頼まれたのです。

「ワシも手伝ったろか?」

という私の言葉は、諸般事情により却下されました。
まぁ、そのお友達の引越し理由が、ちょいと訳アリだったようで・・・。
そこは、友達同士で積もるお話もあるのでしょうと、私も遠慮いたした次第であります。

朝早く、愛車に乗って出掛けたひまわりから電話があったのは、もう薄暗くなってからでした。
その電話の内容は、何かを貰って来たいという。
その貰ってくるものとは・・・

すっぽん

鍋や雑炊用のお肉を3人前・・・
そうではありません。
観賞用の生きたすっぽんをペットとして飼おうというのです。
そのお友達、何ゆえそんなんを飼っていたのでしょうか?
ひまわり曰く

「いいなぁって言ったら、要らないから持って行ってくれたら助かるって言われたから、飼う事にした。」

持って帰ってきたものは、60cm水槽に入れられた20cm位の鶯色のすっぽんさん。
餌は配合飼料のいわゆる「カメの餌」でいいという。
たまに生き餌をあげると喜ぶらしいです。
生き餌は、金魚などの小魚。
水を張って蛍光灯で照らすと、ひまわりの言う様になかなか優雅に泳いでくれます。
しかし、噛み付かれたら大怪我をしてしまいますので、気を付けなければなりません。

さて、我が家にやってきたすっぽんさん。
名前を付けてあげましょう。

「コレ、きっとメスよ!」

と言い張るひまわり。
かわいい名前を付けてあげましょうと言い出します。
ひまわりがすっぽんに付けた名前は・・・

「キティ♡」

あ~あ、やっちまったなぁ・・・。

すっぽんのキティはその後我が家で大きく成長し、なんと40cm近くにまでなりました。
そしてその大きさとパワーから、何度かの逃走を企て、セラミック製のヒーターを噛み砕くなどの破壊活動も実行しました。
もうそろそろ飼いきれなくなったなぁという事で、仲の良いペットショップに無償で引き取っていただきました。

「キティ、今まで楽しかったよ。新しい飼い主に幸せにしてもらうんだよ。」

「速攻ですっぽん鍋にされたりして。」という言葉を吐いてしまった私は、その直後にひまわりの後ろ回し蹴りを食らう事になったのは言うまで無いでしょう。

新婚旅行後の出来事

ずいぶん昔のお話です。
平成7年の6月に、私たちは婚姻届を出しました。
そしてその年の9月に、新婚旅行と称して北海道に行ったのです。

私たちの企画は、当時所有しておりましたオープンカーで、秋の北海道を満喫しようというものでした。
しかしながら、車を自走させて北海道などに行ったら、私は疲労で死亡してしまいます。
死亡はしないまでも、少なくとも秋の北海道を満喫する残りエネルギーは存在するはずもありません。
という訳で、私たちの取った作戦は、行き帰りの足にフェリーを使うと言うものでした。
その作戦は、貧乏夫婦の私たちには経済的にも非常に効果的な作戦だったわけです。
しかも、3泊4日だし・・・。

夜遅くに有明のフェリー埠頭を車と一緒に出船。
翌日一日フェリーに乗りっぱなしで再び船中で就寝。
翌早朝に北海道の苫小牧に到着します。
旅の内容は、今回は端折らせていただきます。
またいつか、このブログでお話いたしますね。

苫小牧→札幌→小樽→ニセコ→札幌→苫小牧
3泊4日でこういったルートでした。
感想を一言だけ申し上げますと、9月の北海道はオープンカーはもはや寒かったです。。。

そして当然と言えば当然ですが、帰りも同じフェリーの旅。
きた時と全く同じ船とクルーの皆さん。
しかし帰りは、早朝出船の翌日の夜に到着。
帰りは一泊なのね・・・。
行き帰り、片道30時間、往復で60時間ほど船に乗った訳です。
まぁ、運転するよりは疲れなかったとは思いますが・・・。

旅行から帰ったひまわりさん。
何となく体調が優れないと言い出します。
しかも、爆弾宣言まで飛び出す始末。

「もしかして・・・あかちゃんできたのかも・・・。」

え!
まじですか。

慌てふためく招き猫。
当然身に覚えがあるわけですから。
なんと言っても新婚旅行明けですからねぇ。

はねむーんべいびぃ

全く予定もしていない展開であります。
私の動揺を気にするでもなく、さっさと病院に向かうひまわり。
私は置いてきぼりであります。
そして、我が家の電話は鳴るのです。

「あのねー体調不良だって。船酔いの影響かもね。」

病院に行った日の翌々日、予定の使者はひまわりさんの身にやってまいりました。

一人で慌てたりがっかりしたりしていた・・・

私の立場は・・・

障害者のために出来る事

12月1日午後11時ごろの事です。
京急宝塚線三国駅のホームでの出来事です。
盲目の落語家で知られる笑福亭伯鶴(しょうふくていはっかく)さんが、発車した電車に引きずられ重傷を負うという事故が起きました。
伯鶴師匠はお酒を召し上がっていたようですが、一緒に電車に乗った友人の方によるとそれほど酔っている様子ではなかったと言う事です。
では何故、このような事故が起きてしまったのでしょう?
友人の方のお話によると、伯鶴師匠は最初は真っ直ぐにホームの奥に歩いていったのですが、途中の柱に行く手を遮られその後方向感覚を無くし再び電車の方へフラフラと戻ってきてしまったと言うのです。
三国駅は緩やかに左にカーブしており、車掌からは死角になっていたと言い、運転手は確認をしなかった。
そして駅員もその場に居合わせていなかった。
伯鶴師匠はそのまま走り出した電車に接触し、引きずられたまま電車とホームに挟まれ、ホームの先端の柵を越えて線路の脇に倒れていたと言う。
障害者用の杖はホームの下から発見され、その周辺には血のりが付着していたのです。

事故後の駅員の証言はこうでした。
「障害者の方から依頼があれば援助はするが、何も言われなければする事は無いでしょう。」
この言葉、一見冷たい言い方のような気もしますが、当然なのかもしれません。
以前私も、白い杖を持つ方に言葉をかけた事があります。
しかし、その方は一人で出来る事はなるべく一人で行いたいとおっしゃり、援助を断られました。
障害を持つ方にも、様々な方がいらっしゃるようです。
私が出会った方のように、ひたすら前向きに自分で出来る事をやろうとする方もいれば、援助をしてもらうのが当たり前だと思っているような方もいると聞いたことがあります。
手伝ってもらった事に対して素直に気持ちよくお礼の言葉を言ってくださる方もいれば、大きなお世話だと突っぱねるような事を言われた友人もいます。

今回の事故で、私は考えさせられました。

五体満足の私達は、障害を持った方に対してどのように接すればいいのでしょうか?

皆さんご存知でしょうか?
目の見えない方が利用している黄色い突起の付いた床がありますよね。
あれ、実は数種類のものが存在します。
点々が付いたものと線状になった突起のものです。
点々のものは、この先は危険であるのでそこで止まれという意味。
線状のものは、線に沿って進めば安全であると言う意味です。
そう言った、目の見えない方にとって常識的な事さえも、実はあまり知らなかったりしますよね。
あの床の上に平気で荷物や自転車を置いてしまったり・・・。

しかしながら、もしかすると大きなお世話だと思われても、声をかけ続けなきゃいけないのでしょうね。
それが私達の出来る事なのですから・・・。

私の息子は鉄道マンを目指しています。
彼が多くの人たちの役に立つ日が来る事を、ただ祈りたい・・・。

スポーツ選手ってねぇ

スポーツの秋・・・てか、もう冬ですけど・・・。
いろいろ盛り上がっております。
ざっと観ますと・・・

フィギアスケートの浅田真央選手GPファイナル出場!
男子ゴルフの石川遼選手史上最年少で賞金1億円突破!
女子ゴルフ古閑美保選手大逆転で賞金女王奪取!
柔道石井慧選手プロ格闘家へ転向を表明!
卓球の福原愛選手とテニスの錦織圭選手熱愛発覚!(コレは芸能ネタか?)

話題になっているのは、みんな若くて才能を持った未来ある選手達です。

そして私は、何を隠そう(隠してはいないが・・・)野球ファンであります。
淋しいのは、その野球ネタなんですよねぇ。

ドラゴンズ選手、WBCにこぞって不参加・・・。

WBCはペナントレース開幕の直前である3月に開催されます。
選手の調整で一番大事な時期に行われる訳であります。
その時期に体調のピークを迎えると、開幕してからピークに持っていった選手よりもいささか疲れが見えてしまいます。
つまりは、そのシーズン全て不調に終わってしまう事も十分に考えられるのです。
彼らもプロである以上、WBCを言い訳には出来ず、シーズンの成績がそのまま翌年の年俸に跳ね返ってきます。
つまり、WBC日本代表に選ばれても何の得も無いわけです。

プロスポーツ選手って、何なのでしょうね?
確かに成績が良ければ年俸が上がるのでしょうが、その年俸の源になっているのは我々ファンが試合の中継を見たり、チケットを買って球場に足を運ぶお陰ではないのか?
我々ファンを喜ばせる事を忘れてしまっては、自らの首を絞める事にはなりはしないか?
そう言うわけで、私は他のスポーツが盛り上がっている中で、好きな野球に関して少々淋しい思いをいたしました。

その中で、本当に嬉しいニュースもありました!
ベイスターズのエース、ハマの番長こと三浦大輔投手がベイスターズに残留してくれた事です。
会見が泣かせてくれましたね。
「強いチームに入るよりも、強いチームを倒して優勝したい。」

三浦よ、がんばれ。
来シーズンは応援させてもらうぞ!